THE WORLD OF GEOFFREY BAWA
ジャフリー・バワ特集

THE WORLD OF GEOFFREY BAWA - ジェフリー・バワの世界

20世紀のアジアンリゾート建築に最も影響を与えたとされるスリランカ人天才建築家ジェフリー・バワ。現在、アジアにおいて ラグジュアリーホテルを展開するあのアマン・リゾートが手本としたバワのホテル。独立後のセイロン(スリランカ)の歴史と 文化を反映するバワのホテルを『歴史の1ページ』としてご案内いたします。


GEOFFREY BAWA (ジェフリー・バワ)
1919年英国植民地時代のセイロン島(現在のスリランカ)に生まれる。ヨーロッパとスリランカの血が混ざるバーガー(BURGHER)として 社会に受け入れられない日々も過ごした。イギリスのケンブリッジ大学に留学後、1957年38歳の時に建築家に。1967年ベントータのビーチリゾート 開発に携わり、その後数々のホテル建築を残した他、彼の作品は寺、国会議事堂、小学校など多岐に渡る。
詳しくはBAWA TRUSTにアクセスを。


THE BAWA'S HOTELS
バワのホテル

THE BEACH (ザ・ビーチ)
THE BEACH (ザ・ビーチ) / ネゴンボ
1984年ROYAL OCEANIC HOTEL(ロイヤル・オーシャニック・ホテル)としてオープン。 道路とビーチの間の土地が非常に狭いなか、長い海岸を有効的に利用して建築計画がすすめられた。バワが最も活躍していた1978年から1988年にはスリランカ政府が バワもチェアマンを努めた『スリランカ建築家協会[Sri Lanka Institute of Architects(SLIA)]』に様々な建築計画を委託ししていた時代。そんな時代に建てられたホテル。

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HERITANCE KANDARAMA (ヘリタンス・カンダラマ)
HERITANCE KANDARAMA (ヘリタンス・カンダラマ) / ダンブッラ
1994年Kandarama Hotel(カンダラマ・ホテル)としてオープン。ダンブッラのカンダラマ湖の湖畔に位置する。 ジャングルを抜け、ホテルに到着すつと突如現れるカンダラマ湖に浮かぶシギリヤ。そんなサプライズを来る人々に与えたい。 ダンブッラの石窟寺院の僧侶や、自然保護団体から一時は反対され、初期のデザインからかなりの変更が加えられたが、 洞窟のようなエントランスを潜り、やっと見えてくるシギリヤは圧巻。

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THE BLUE WATER (ザ・ブルー・ウォーター)
THE BLUE WATER (ザ・ブルー・ウォーター) / ワッドゥワ
1998年にオープン。2003年に亡くなったバワの最後のホテル。 バワにとって一番最初のホテル計画の1つでもあった1967年のセレンディブ・ホテルのようなシンプルさに加え、 幻に終わったFiji Suva Hotel(フィジー・スバ・ホテル)そしてザ・オリオン・ホテルで成し遂げようとしていた デザインも取り入れた。ベッドは全て窓を向くように配置し、ベッドにもぐりながらインド洋を見渡せるデザインは バワの求めるサプライズの1つ。

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KANI LANKA (カニ・ランカ)
KANI LANKA (カニ・ランカ) / カルタラ
1996年LTI-SINBAD HOTEL(シンバッド・ホテル)としてオープン。 1990年前半は、スリランカの観光ブームに伴い第2のトライトン・ホテルとして THE ORION HOTEL(ザ・オリオン・ホテル)の建設計画も進められていた。 しかし、1996年1月に勃発したコロンボでの暴動事件により観光産業は衰退。ザ・オリオン・ホテルも70%建築計画が進んでいたもの 取りやめに。カニ・ランカはそんな中唯一完成したホテル。

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NEPTUNE HOTEL (ネプチューン・ホテル)
NEPUTUNE HOTEL (ネプチューン・ホテル) / ベールワラ
1976年にオープン。H型にデザインされており、どの部屋からもバルコニーからメインプールと インド洋を眺めるデザインになっている。 このホテルで注目すべきはバワの内装へのこだわり。Laki Senanayake(ラキ・セナナヤケ)をはじめとした 沢山の交友アーティストとのコラボレーションの元、絵画や造形芸術、スリランカの伝統工芸品の手織り細工やバティックなどを ベッドルームにもちりばめた。

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SERENDIB HOTEL (セレンディブ・ホテル)
SERENDIB HOTEL (セレンディブ・ホテル) / ベントタ
1970年にオープン。ベントタ・ビーチ・ホテルに並び、ベントータのリゾート開発計画の下建てられた バワの作品の中でも初期のホテル。絶大な人気の元、1977年に増築。特に"シンプルさ"をとことん追求した プールサイド・カフェの天井デザインは注目もの。キャンディの木造寺院エンベッカ寺院の張りを思わせる 組み方は、見ているだけで別世界へ引き込まれるようなデザインになっている。

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BENTOTA BEACH HOTEL (ベントタ・ビーチ・ホテル)
BENTOTA BEACH HOTEL(ベントタ・ビーチ・ホテル)/ベントタ
1969年にオープン。バワのホテルの中でも最も重要な作品。多くの建築家がホテル建築において悩まされるジレンマ。 世界中の旅行者のニーズに答えつつも、自国の文化を満喫してもらい印象的な思い出を作ってもらうか。 どのように、自国の文化とコミュニティーを守りつつ、発展させていけるのか。そんな思いで作られたホテルは、 スリランカの伝統文化を反映させ、かつモダンな滞在が満喫できる造りになっている。

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CLUB VILLA (クラブ・ヴィラ)
CLUB VILLA (クラブ・ヴィラ) / ベントタ
1978年の作品。1978年から1988年はバワが小さなプロジェクトに力を注いでいた時期。 特に元々あった個人の家の改築プロジェクトなどを手がけ、また部屋数の少ないヴィラ建築に力を入れた。 The Villa Mohottie(ザ・ヴィラ・モホティ)と並ぶこのホテルは、もともとバワの別荘として使われていた 建物の1つだが、その後ホテルとしてオープン。1990年にスリランカの建築家によってさらに改装が加えられた。

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LUNUGANGA COUNTRY HOUSE HOTEL (ルヌガンガ・カントリー・ハウス・ホテル)
LUNUGANGA COUNTRY HOUSE HOTEL
(ルヌガンガ・カントリー・ハウス・ホテル) / ベントタ

1948-1998年の作品。バワの建築家生活の始まり、そして終わりを象徴する場所。英国からの独立当時、 バワはイタリア在住を考えていたが“ルヌガンガ・エステート”に惚れ込みスリランカに残ることを決意する。 49人のオーナーからそれぞれのエステートを買い取り、理想郷の建築が始まった。宿泊施設は11月から4月までオープン。

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HERITANCE AHUNGALLA (ヘリタンス・アフンガッラ)
HERITANCE AHUNGALLA (ヘリタンス・アフンガッラ)
/ アフンガッラ

1981年TRITON HOTEL(トライトン・ホテル)としてオープン。1977年は民営化に伴いスリランカの観光産業も 政府主導から民間主導へ動き始めた時期。このヘリタンス・アフンガッラも民間の旅行会社の出資によるプロジェクト。 道を抜けると見えてくるココナッツの木とレセプションから見えるインド洋のデザインが圧巻。

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LIGHTHOUSE HOTEL (ライトハウス・ホテル)
LIGHTHOUSE HOTEL(ライトハウス・ホテル) / ゴール
1997年の作品。こちらも民間の旅行会社出資によるプロジェクト。ごつごつとした岩肌を活かしたデザインで、 もともとそこに存在していた地形を上手く利用したデザインとなっている。バワの建築デザイン以上に目を引くのが スリランカ人芸術家Laki Senanayake(ラキ・セナナケ)の手によるエントランスのモニュメント。『ランデニヤの戦い』 というオランダ人植民者とシンハラ人の戦いの場面をイメージして作られている。

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CLAUGHTON HOUSE (クラフトン・ハウス)
CLAUGHTON HOUSE(クラフトン・ハウス) / ディックウェラ
1985年にFITZHERBERT HOUSE(フィッツバード・ハウス)として建てられた個人の民家。たった3部屋しかないので予約が難しいが英国人夫婦によって ヴィラ・ホテルとして運営されている。インド洋から上る日の出が美しいロケーション。 ココナッツの木の植え付けやプールのデザインもバワらしさが見て取れる。 ヘリタンス・アフンガッラの“ミニ版”としてデザインされた民家は今では完璧な隠れ家ホテル。

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THE LAST HOUSE (ザ・ラストハウス)
THE LAST HOUSE(ザ・ラスト・ハウス) / タンガッラ
1997年個人の民家JACOBSON HOUSE(ジェイコブソン・ハウス)として建てられた。近年オーナーのジェイコブソン氏が ヴィラ・ホテルとしてオープンさせた。スリランカでは近年、ラグジュアリー・リゾートのプロジェクトが進み、 昔民家として使われていた素晴らしい建築物が次々とヴィラ・ホテルとしてオープンしている。バワのプロジェクトとして 建築された個人の邸宅も多々在るためこれからに期待。

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THE BAWA'S PROGECTS IN SRI LANKA - ジェフリー・バワの作品集

ジェフリー・バワの作品は決してヘリタンス・カンダラマ、ライト・ハウス、ザ・ブルーウォーターといった 代表作のみではありません。スリランカにはバワが手がけた様々な建築プロジェクトが残されています。個人の民家や 小学校などで訪問できない場所もございますが、以下にご案内いたします。

●HERITANCE AHUNGALA (1978) AHUNGALA
●PILGIMS' REST (1982) ANURADHAPURA
●SHELL BUNGALOW (1960) ANURADHAPURA
●CONVENT CHAPEL (1961) BANDARAWELA
●ESTATE BANGALOW (1967) BERUWANA
●HERITANCE KANDATAMA (1991) DAMBULLA
●MAHAHALPE SILF FARM (1969) GALAHA
●A.S.H. DE SILVA HOUSE (1959) GALLE
●LIGHTHOUSE HOTEL (1995) GALLE
●VISITOR CENTRE & HOTEL (1972) KADAGANNAWU
●STRATHSPEY ESTATE BUNGALOW (1960) MASKELIYA
●OFFICE BUILDING (1969) MATARA
●RUHUNU UNIVERSITY (1980) MATARA
●JAYAWARDENA HOUSE (1997) MIRISSA
●INDUSTRIAL ESTATE (1970) PALLAKELLE
●ESTATE BUNGALOW (1963) POLOTALAWA
●PANAMA HOTEL (1976) POTTUVIL
●RATUNAPURA (1959) TENNIS CLUB
●CLAUGHTON BANGALOW (1985) TANGALLA
●JACOBSON HOUSE (1997) TANGALLA
●RESORT HOTEL (1968) YALA

THE ARTS OF LAKI SENANAYAKE - ラキ・セナナヤケの芸術
ジェフリー・バワは知っていてもラキ・セナナヤケの名前を知らない方も多いはず。ジュフリー・バワの 建築に欠かせないのが彼の絵画をはじめとした芸術作品。ヘリタンス・カンダラマの大きな梟のモニュメントや ライトハウス・ホテルの階段のモニュメントもラキの手によるもの。

LAKI SENANAYAKE (ラキ・セナナヤケ)
1937年生まれ。ジェフリー・バワのアシスタントとしてバワのホテルに沢山の作品を残す。 画家にして、建築家。ガーデニングもこなしスリランカの伝統工芸バティックのデザインなども。
詳しくはLAKI ARTにアクセスを。

●BENTOTA BEACH HOTEL (1967) BENTOTA
●DUCHINI HOUSE (1978) BENTOTA
●RAILWAY STATION (1967) BENTOTA
●SERENDIB HOTEL (1967) BENTOTA
●TOURIST VILLAGE (1967) BENTOTA
●CLUB VILLA HOTEL (1978) BENTOTA
●NEPUTUNE HOTEL BERUWALA
●POLICE STATION (1978) BERUWALA
●BEVIS BAWA'S GARDEN (1968) BRIEF
●GEOFFREY BAWA'S GARDEN LUNUGANGA
●KATAKULIYA TEMPLE BERUWALA
※※※随時更新中※※※




※この特集ページは、以下の資料を参考にしています。
Daswatte, Channa. Sri Lanka Sryle: Tropical Design And Architecture. Singapore: Periplus, 2006.
Fennell, James and, Turtle Bunbury. Living in Sri Lanka: With 250 Color Illustrations. New York: Thames & Hudson, 2006.
Robson, David. Geoffrey Bawa: The Complete Works. London: Thames & Hudson, 2002.
Robson, David. Bawa: The Sri Lanka Gardens. London: Thames & Hudson, 2009.
Robson, David. Beyond Bawa: Modern Masterworks of Monsoon Asia. London: Thames & Hudson, 2007.

※リオンロイヤルでは上記をはじめ様々なスリランカの建築写真集を取り揃えております。 貸し出しなどはできませんがオフィスにご来店いただき目を通していただくのは大いに歓迎いたしております! お気軽にお問い合わせください。